こんにちは!
八戸市の工務店、タナカホームです。
「家を建てたら、ハンドメイドを楽しめる部屋が欲しい。」
裁縫や編み物、アクセサリー作りなどが好きな方なら、一度は憧れるのではないでしょうか。
大きな作業台があって、材料がきれいに並んでいて、好きな時に趣味を楽しめる。
ところが実際の暮らしを考えると、必ずしも「趣味専用の部屋」が正解とは限りません。
ハンドメイド・手芸好きの家づくりで本当に大切なのは、
「作業を始めやすく、片付けやすいこと」
なんです。

■ 趣味部屋を作ったのに使わなくなる?
ハンドメイドというと、集中できる個室が欲しくなります。
でも実際には、
「子どもの様子を見ながらミシンを使いたい」
「家事の合間に少しだけ作業したい」
ということも多いもの。
そのため、リビングやダイニングから離れた趣味部屋よりも、家族の気配を感じられる場所に小さな作業スペースを設けた方が使いやすい場合があります。
大切なのは、
「何畳の趣味部屋を作るか」
ではなく、
「いつ、どんなふうに趣味を楽しむか」
から場所を考えることです。
■ 材料収納は「量」より片付けやすさ
布、生地、糸、ボタン、毛糸、工具…。
ハンドメイドは、続けるほど材料が増えていく趣味でもあります。
そこで大容量収納を作りたくなりますが、奥行きが深すぎる収納は、かえって使いにくくなることも。
奥に入れた材料が見えなくなり、
「同じものをまた買ってしまった」
なんてこともあります。
おすすめなのは、作業台の近くに「見渡せる収納」をつくること。
よく使うものは手の届く場所へ。それ以外はまとめて収納する。
この使い分けができると、作業も片付けもラクになります。
■ ミシンは「出しっぱなし」が意外と便利
ミシンを使うたびに、
収納から出す
↓
コンセントにつなぐ
↓
作業する
↓
また片付ける
となると、だんだん面倒になってしまいます。
そこで、ミシンを置いたままにできるカウンターを設けるのもひとつの方法です。
「ちょっと10分だけ縫いたい」
そんな時にすぐ始められる環境があると、趣味の時間をつくりやすくなります。
専用の趣味部屋をつくるよりも、こうした「すぐ始められる場所」の方が、実際の暮らしでは活躍することもあります。
■ 照明とコンセントは後回しにしない
細かな作業が多い手芸では、手元の明るさも重要です。
部屋全体は明るくても、自分の影で作業台が暗くなることがあります。
そのため、作業台の位置と照明をセットで考えておくのがおすすめです。
また、
・ミシン
・アイロン
・グルーガン
などを使うなら、コンセントの位置も重要。
毎回延長コードを出さなければならない環境では、せっかくの作業スペースも使いにくくなってしまいます。
「どんな道具を、どこで使うか」
まで設計段階で考えておくと、使いやすさが大きく変わります。
■ まとめ
ハンドメイド・手芸好きの家づくりで大切なのは、立派な趣味部屋を作ることではありません。
重要なのは、
・すぐ作業を始められる作業台
・材料が見つけやすい収納
・ミシンを使いやすい場所
・手元まで明るい照明
・使う家電に合わせたコンセント
です。
趣味は、「さあ、やろう」と毎回準備が必要になるほど、少しずつ遠ざかってしまうもの。
だからこそ、
「出す・作る・片付ける」
までを間取りにしておく。
それが、好きなことを暮らしの中で長く楽しめる家づくりにつながります。








