こんにちは!
八戸市の工務店、タナカホームです。
家づくりを考え始めると、必ずと言っていいほど出てくる言葉があります。
それが 「用途地域(ようとちいき)」。
「土地のチラシに書いてあるけど、正直よくわからない…」
「家が建てられるかどうかだけ知りたいのに難しそう…」
そんな声をよく耳にします。
でも実は、用途地域は“難しい専門用語”というより、
安心して暮らせる街にするための、とてもやさしいルールなんです。
詳しい内容について毎週日曜日、全5回にわたってご紹介します!
今回は用途地域そのものについてについて解説します!
Contents
用途地域ってなに?
ひとことで言うと、
「ここにはどんな建物を建ててもいいですよ」という決まりを区分けしたもの。
例えば…
• 静かに暮らしたい住宅街に、突然大きな工場が建つ
• スーパーがあると便利だけど、自宅のすぐ裏は困る
こんな「街のミスマッチ」を防ぐために作られた仕組みです。
用途地域は全部で13種類ありますが、すべてを覚える必要はありません。
大事なのは、
👉 “家が建てやすい地域はどれか”を知ること
なぜなら、用途地域によって…
• 建てられる建物の高さ
• 建物同士の距離
• 店舗が建てられるかどうか
• 住宅の建てやすさ(規制の強弱)
などが変わってくるからです。
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用途地域が家づくりに影響するポイント
日当たりや風通しに関わる(高さ制限)
低層住宅が並ぶ静かな街では、背の高い建物はNG。
そのため、家の影になりにくく 日当たりが確保しやすい のが特徴です。
逆に商業地域などでは、背の高いビルが建ちやすく、
「買い物は便利だけど、日当たり面は注意」などの個性が出ます。
周辺の環境や暮らしのイメージが分かる
用途地域を知ると、その街がどんな雰囲気か想像しやすくなります。
• 静かに暮らしたい → 低層住居系
• 商店が近い便利さ重視 → 住居地域・近隣商業地域
• 広い土地で大きな家も検討 → 準工業地域も選択肢
用途地域を見るだけで「暮らしの向き・不向き」が分かるのは大きなメリットです。
将来の街の変化も予想しやすい
「今は畑だけど将来何が建つ?」
土地を選ぶとき、これが一番の不安ではないでしょうか。
用途地域を知っておくと、
• 将来マンションや大きな店舗が建つ可能性
• 永く静かな住宅地が続く可能性
こうした 街の“未来の姿”のヒント も見えてきます。
このブログシリーズで扱う内容
このシリーズでは、用途地域のうち “住宅が建てられる”エリアだけに絞って わかりやすく解説します。
全5回のラインナップはこちら!
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✨全5回シリーズ
第1回:用途地域とは?(今この記事です!)
第2回:もっとも人気!低層住居専用地域を深堀り(第一種・第二種)
第3回:中高層住居専用地域・住居地域ってどんなところ?
第4回:実は家も建てられる!近隣商業地域・商業地域・準住居地域
第5回:準工業地域は“穴場”?土地の広さ・価格・暮らし方まで徹底解説
最後に
用途地域は、家づくりの“最初のハードル”に見えますが、
見方が分かると 「自分たちはどんな場所で暮らしたい?」 を考えるヒントになります。
タナカホームでは、分譲地ごとに用途地域・周りの環境も詳しくチェックしてお伝えしていますので、気になる土地があれば気軽に相談してくださいね。
次回は第2回「低層住居専用地域ってどんなところ?」です!









