こんにちは!
八戸市の工務店、タナカホームです。
12月8日深夜に発生した地震で、被害にあわれた皆様には心よりお見舞い申し上げます。
八戸市に住む我が家は長い横揺れでびっくりしましたが、大きな被害はなくホッとしております。
今回は地震発生時の備えについてご紹介します。
1. はじめに
私たちタナカホームは、お客様の命と財産を守るため、常に最高水準の耐震技術を追求し、安心できる住まいを提供しています。
しかし、どんなに地震に強い家(例:耐震等級3)を建てても、その性能を最大限に活かすためには、地震発生直後の適切な行動が不可欠です。
このブログでは、激しい揺れが始まった瞬間から、避難を始めるまでに取るべき「命を守るための具体的な行動」を解説します。災害はいつ訪れるか分かりません。今一度、ご家族で行動を確認しましょう。
Contents
2. 揺れの最中(数十秒~数分間):最優先事項は「頭部」の保護
激しい揺れの最中は、焦って動くと危険です。最も重要な原則は、「まず低く、頭を守り、動かない」ことです。
場所別:身の守り方
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リビング・居室
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丈夫なテーブルやデスクの下にすぐに隠れてください。
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家具や家電が倒れてくる可能性を考慮し、それらから離れるようにしてください。
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キッチン
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その場にしゃがみ込み、調理器具や食器棚から離れます。刃物や割れたガラスによる怪我のリスクが高い場所です。
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寝室
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布団や枕で頭を覆い、なるべく家具の少ない場所に移動するか、留まります。
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避けるべき行動
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慌てて外に飛び出さないこと。看板やガラス、屋根瓦などの落下物による二次被害の危険性が非常に高いです。
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窓やガラス戸のそばに近づかないこと。ガラスが割れて飛散する恐れがあります。
3. 揺れが収まった直後:「火の始末」と「出口の確保」を最優先
揺れが収まった直後の数分間は、その後の安全を左右する極めて重要な時間です。行動の優先順位を確認しましょう。
(1) 火の始末と出口の確保
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火の始末:ガスの元栓、調理中のコンロなどの火を消します。(自動停止機能がない場合は必ず手動で)
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出口の確保:避難経路となる玄関や窓を開放し、扉が歪んで閉じ込められるのを防ぎましょう。
(2) 生活用水の確保
地震が発生し、水道が止まってしまうと、復旧には時間がかかります。飲み水(備蓄水)だけでなく、トイレや手洗いなどに使う生活用水の確保も重要です。
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「お風呂の水を抜かない」
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入浴後のお風呂の残り湯は、抜かずにそのままにしておいてください。これは、災害発生時の貴重な生活用水となります。
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トイレの流し水や、掃除、手洗いなど、様々な用途に利用できます。
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4. 連絡と情報収集:「デマ」に惑わされず冷静に
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情報収集手段の確保
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テレビではなく、電池式のラジオや充電したスマートフォンで公的機関(気象庁、自治体など)からの正確な情報を得ましょう。デマや不確実な情報に惑わされないことが重要です。
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安否確認の方法
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災害用伝言ダイヤル(171)や災害用伝言板(Web)の使い方を家族全員が知っておくことが重要です。
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電話回線は混みあうため、安否確認以外の不要な通話は避けるようにしましょう。
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5. 避難の判断と実行:自宅待機か、避難場所へか
建物に大きな損傷がなく、火災の危険がない場合は、安全性の高い自宅(〇〇ホームの耐震住宅)で待機することが基本です。
避難を判断する基準
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建物に大きな損傷があり、倒壊の危険がある場合。
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周囲で火災が発生し、延焼の危険がある場合。
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自治体から避難指示が出た場合(特に津波の危険がある地域)。
避難時の注意点
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非常持ち出し袋をすぐに持ち出す。
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ブレーカーを落としてから(電気による二次火災防止)避難する。
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頭上や足元に注意し、歩きやすい靴を履いて行動する。
6. まとめ:安心は「準備」と「知識」から生まれる
地震発生時に適切な行動を取るためには、日頃からの家具の固定と家族間での行動シミュレーションが何より重要です。
私たちタナカホームは、「もしもの時、家族を守る家」を提供することで、お客様の安心を支え続けます。
ご自宅の耐震構造に関するご相談や、適切な家具配置・収納計画のアドバイスも承っております。
この機会に、ぜひご相談ください。









