こんにちは!
八戸市の工務店、タナカホームです。
子育て中のパパ・ママなら、誰もが経験する「ヒヤリ」とする瞬間。
それは、夜間や休日など、病院がやっていない時間に子どもが急に体調を崩したときではないでしょうか。
「このくらいの症状で救急車を呼ぶのは大袈裟かな?」「朝まで待っても大丈夫かな?」
そんな不安や疑問をすぐに専門家に相談できるのが、全国共通の電話窓口「#8000(子ども医療でんわ相談)」です。
この記事では、子育て中の心強い味方である「#8000」の基本情報と、正しい使い方を徹底解説します。

Contents
1. 「#8000」とは?不安を解消する基本情報
「#8000」は、お子さんの急な病気や怪我に関して、すぐに医療機関を受診すべきか、家庭でどのような応急処置ができるかなどを相談できる、各都道府県が実施している公的な電話相談事業です。
サービス概要
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正式名称: 子ども医療でんわ相談
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電話番号: 全国共通ダイヤル「#8000」
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相談に乗る人: 小児科医師や看護師
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対象者: 15歳未満のお子さんを持つ保護者
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利用料金: 相談自体は無料です(ただし、通話料は利用者負担となります)。
💡 ポイント: 固定電話・携帯電話から「#8000」にかけると、お住まいの都道府県の相談窓口に自動的に繋がります。
受付時間について
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受付時間は、自治体によって大きく異なります。青森県の場合はこちら
- 平 日 18時00分 ~ 翌朝 8時00分
土曜日 13時00分 ~ 翌朝 8時00分
日祝日 8時00分 ~ 翌朝 8時00分 (24時間)
※お盆の8月13日と年末年始の12月29日~1月3日までの期間は、日曜祝日と同じ対応になります。 -
必ず、お住まいの地域の正確な受付時間を事前に確認し、携帯電話などに登録しておきましょう。
2. #8000の正しい使い方と利用するメリット
「#8000」は、ただ単に不安を聞いてもらう窓口ではなく、子どもの命を守り、医療を適正に利用するための重要な役割を担っています。
利用するメリット
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適切な受診判断をサポート
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症状を聞いた上で、「すぐに救急外来を受診すべきか」「翌朝まで様子を見ても大丈夫か」について、専門的な視点から具体的なアドバイスがもらえます。
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家庭での応急処置がわかる
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熱が出た時、ぶつけた時など、家庭でできる具体的なケアの方法を教えてもらえます。
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救急車の適正利用に繋がる
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緊急性の判断を専門家に相談することで、「本当に緊急性の高い場合」にためらわず救急車を呼べるようになり、不要な救急搬送を避けることにも貢献します。
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相談前の準備(スムーズに相談するために)
相談の電話をかける前に、以下の情報を整理しておくと、スムーズで適切なアドバイスを受けやすくなります。
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お子さんの情報: 名前、年齢(月齢)
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具体的な症状: 「いつから?」「どんな状態か?」(例:熱は38.5℃、機嫌はどうか、咳の頻度、嘔吐の回数など)
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現在の体温
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飲んだ薬の有無: 薬の名前や飲んだ時間
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かかりつけ医の有無
3. 緊急度の高い症状と注意点
「#8000」は大変心強いサービスですが、明らかに緊急性が高い場合は、迷わず119番(救急車)に電話することが最優先です。
迷わず119番を呼ぶべき症状の例
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意識がない、または意識が朦朧としている
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呼吸が止まった、または、呼吸が非常に苦しそう
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けいれんが5分以上続いている、または、けいれんを繰り返している
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大量に出血している、頭を強く打ったなど、重篤な外傷がある
#8000を利用する際の注意点
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電話での診断や治療はできません
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#8000はあくまでも相談窓口であり、診断や治療行為は医療機関で行う必要があります。アドバイスに基づき、最終的な受診の判断は保護者の方が行います。
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受付時間の確認を忘れずに
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前述の通り、自治体によって受付時間が異なります。「〇〇県 #8000 受付時間」などで検索し、事前に確認しておきましょう。
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最後に:実際に使った時のエピソード
子どもがまだ乳児の頃、実際に利用したことがあります。かかりつけ医の診療時間外に階段からの落下するということがあり、どうしていいかわからず#8000を利用しました。幸いすぐ繋がり、対応について教えていただき、救急車を呼ぶかどうかの判断についても教えていただきました。(その際は救急車は呼ばす、休日当番医への受診で事なきを得ました)
#8000は、子育て中の親御さんにとって、非常に心強いセーフティネットです。「使うことがないのが一番」ではありますが、もしもの時のために、ぜひ「#8000」とお住まいの地域の正確な受付時間を携帯に登録しておいてください。
子どもの急な体調不良に、一人で悩む必要はありません。不安なときは、プロの力を頼りましょう。








