こんにちは!
八戸市の工務店、タナカホームです。
用途地域シリーズもいよいよ後半。
今回は “商業系のエリア” にあたる
• 近隣商業地域(近商)
• 商業地域
この2つをじっくり解説していきます。
「えっ、商業地域って住宅建てられるの?」
と驚かれる方も多いのですが、
実は 建てられます。
ただし、
“暮らしの雰囲気”は今まで紹介した住宅系エリアとはがらっと変わるのでぜひどんな場所か確かめていってくださいね。
Contents
そもそも商業系エリアはどんな場所?
ひと言で言うと、
「お店やサービスを中心に、にぎわいをつくるエリア」
です。
• スーパー
• コンビニ
• 飲食店
• 事務所
• 病院
• 学習塾
• 商店街
• 大型ビルやマンション
こういった建物が多く、
生活に必要なものが徒歩圏でそろう便利さが魅力。
ただし、
「静かに暮らす」というよりも
「便利さを優先する」エリアです。
近隣商業地域”の特徴
→ 住む+少しにぎやか、のバランス型**
近隣商業地域(近商)は、
住宅街と繁華街の“間”のようなエリア。
• スーパーやドラッグストアが建ちやすい
• 小中規模の店舗が多い
• 道路沿いや分譲地の入り口付近に多い
• マンションも建ちやすい
「住宅も店舗もどちらもOK」 という柔らかい性質があり、
近年は“便利さも静かさも欲しい”という方に人気です。
“商業地域”の特徴
→ にぎやかさが中心。住宅も建てられる**
商業地域は、
いわば “街の中心地” にあたる場所。
• 大型店舗
• オフィスビル
• 高層マンション
• 飲食店街
• 24時間営業の店舗
• 駅前のロータリー周辺
こういった建物が集まり、
昼も夜も人の動きが多い場所です。
「静かに暮らす」というより、
「駅近の便利さを最大限活かして暮らしたい」
という方向けのエリア。
住宅はどんな感じで建つの?
商業系エリアでも住宅は建てられます。
一戸建ての場合
• 大通りから1本入った細い路地
• 商業地域の端側(住宅地との境目)
• 小規模分譲地の裏手
などに立つことが多いです。
集合住宅(マンション)
• 駅前に多い
• 高層マンションも建ちやすい
• 住戸からの眺望が良いことも
「歩いてすぐに買い物できる」「子どもの習い事に行きやすい」など、
子育て世帯で選ぶ方も実は増えています。
こんな暮らし方のイメージ
■ 近隣商業地域
• 徒歩3分にスーパー
• 子どもの塾や習い事も近い
• 夜の人通りはほどほど
• 車よりも徒歩や自転車が便利
“生活圏をコンパクトにしたい人”にぴったり。
■ 商業地域
• とにかく便利!ご飯も買い物も徒歩圏
• 夜も明るいエリアが多い
• 車より公共交通機関が強い
• 外に出るとすぐ街のにぎわい
駅近で便利に暮らしたい単身・夫婦向けのイメージ。
ファミリー向けの高層マンションも増えています。
メリット
① とにかく便利!何でもそろう
徒歩圏で生活が完結しやすい。
車をあまり使わない暮らしがしやすい。
② 夜でも明るく防犯面で安心な場面も
人が多く、街灯も多いため、
“暗くて不安”という状況になりにくい。
③ 資産性が比較的安定しやすい
特に駅近の商業地域は、
マンション用地としての需要が高く、土地価値が落ちにくい。
④ お店の選択肢が豊富
新しいお店ができることも多く、
街の変化を楽しめる。
デメリット
① にぎやか・人が多い
静かな暮らしを求める人には向かない。
② 駐車場が高い、道路が混みやすい
駅前や国道沿いは、
「便利=車が多い」エリアでもあります。
③ 夜遅くまで明るいことも
飲食店が多い場所では、
夜のにぎわいが気になることも。
④ 土地の形状が複雑なことがある
商業地域は古い街並みも多く、
変形地が出やすい特徴があります。
どんな人におすすめ?
• 駅近に住みたい
• 車より徒歩・自転車で生活したい
• 仕事や学校に通いやすい環境が良い
• 夜道の明るさを重視する
• お店・サービスが近くにほしい
近隣商業地域は ファミリーにも人気。
商業地域は 単身〜夫婦中心・高層マンション派に人気 です。
まとめ
“便利さ”を最優先したい人にフィットするエリア**
住宅地とは違う魅力がある商業系エリア。
家づくりの場所としては少数派ですが、
• 徒歩圏で生活を完結させたい
• 駅近の価値を重視したい
• にぎやかな街が好き
そんな方にぴったりの場所です。
次回は「準工業地域は“穴場”?」









