こんにちは!
八戸市の工務店。タナカホームです。
今回は第一種・第二種の違いと、実際の暮らしを徹底解説!
家を建てるなら、一度は耳にする 「第一種低層住居専用地域」「第二種低層住居専用地域」。
むずかしい名前ですが、実は“もっとも人気の住宅地”とも言えるエリアです。
この回では、
• 低層住居専用地域がどういう場所なのか
• 第一種・第二種の違い
• 実際に暮らすとどんな感じなのか
• 向いている人・向かない人
まで、掘り下げてお話しします。
Contents
低層住居専用地域とは?
→ 落ち着いた住宅街の雰囲気を守るためのエリア
低層住居専用地域は、
「ここは落ち着いて暮らせる住宅地にしましょう」という目的でつくられたエリアです。
特徴としては、
• 2〜3階建ての住宅が中心
• 大きな店舗や建物の建築は不可
• 住宅に適した静かな環境が維持されるように配慮
• 建物の高さ・壁の位置・日影などのルールがしっかり
など、住む人の暮らしやすさを優先した地域になっています。
いわゆる 「閑静な住宅街」 という言葉がぴったり。
「子育てしやすい街に住みたい」
「落ち着いた環境で暮らしたい」
という方に特に選ばれやすいエリアです。
第一種と第二種の違いは?
低層住居専用地域には、
• 第一種低層住居専用地域
• 第二種低層住居専用地域
の2種類があります。
違いはひとことで言うと、
“どれくらい小さなお店が建てられるか”。
第一種低層住居専用地域(第一種低層)
もっとも住宅に特化した地域です。
特徴:
• ほぼ“住宅だけ”の静かな街
• 小学校や保育園などは建てられる
• 店舗や事務所は基本NG
• 日当たりを守るため高さ制限がある
▼ メリット
• とにかく静か
• 低層住宅だけなので日当たりの心配が少ない
• 子育てしやすい落ち着いた環境
• 家の前の交通量が少ない
▼ デメリット
• お店やスーパーまで徒歩距離が長くなることも
• 車があると生活しやすい
• 土地価格が比較的高めになることも
暮らしのイメージ:
「朝は鳥の声が聞こえて、子どもたちとゆっくり歩いて登校」
「静かな夜で、街灯も明るすぎない」
そんな“ゆったり暮らす時間”が思い浮かぶ地域です。
第二種低層住居専用地域(第二種低層)
第二種は、第一種より 少しだけ店舗がOK なエリア。
特徴:
• 小規模な店舗や事務所なら建てられる
• 住宅中心だが、ちょっとした“便利さ”が加わる
• 街の雰囲気は第一種とほぼ同じく落ち着いている
▼ メリット
• ちょっとした個人商店や事務所があり便利
• 完全住宅地よりも土地の選択肢が広がる
• でも静かさはしっかり保たれている
▼ デメリット
• 第一種よりは“街の動き”がやや多くなる
• 場所によっては人の出入りが増える可能性あり
暮らしのイメージ:
「近所にパン屋さんがあって、朝歩いて買いに行ける」
「それでも住宅街としての静かさはそのまま」
そんな“便利さと落ち着きのバランス”のある場所です。
実際に暮らすとどうなる?リアルな生活イメージ
✔ 静かで落ち着いた環境が好きな人にぴったり
車の通りが少なく、子どもが安心して遊べる環境。
特に子育て世帯に強い人気があります。
✔ 住宅がゆったり建つため、街全体が明るい
背の高い建物がないので、日当たりがしっかり確保されやすい。
家の前に急にマンションが建つ心配もほぼありません。
✔ 車があると生活は快適
徒歩圏の商業施設が少ないため、
買い物や通勤で車を使う生活スタイルが合います。
どんな人に向いている?向いていない?
✔ 向いているタイプ
• 静かな住宅街が良い
• 子どもにやさしい環境を選びたい
• 日当たり・風通しを大事にしたい
• 家の前に大きな建物が建つのは避けたい
• 休日は家でゆったり過ごすのが好き
✖ 向いていないタイプ
• 徒歩でスーパーや飲食店に行きたい
• 夜でも明るい場所が良い
• 駅近くの賑やかなエリアを希望
• 車をあまり使いたくない
低層住居専用地域の “ここをチェックすると良いポイント”
• 周辺の敷地広さや家の大きさ(街の雰囲気が分かる)
• 通学路や公園との距離
• 車での買い物ルート
• 将来の開発や道路計画
• ゴミ置き場・町内会の情報(地域性)
静かな環境を守る地域だからこそ、
“暮らしの細かな部分”が見えやすいのもポイントです。
まとめ
低層住居専用地域は、住宅地の中でももっとも落ち着いたエリアで、
家づくりで人気が高い理由がよく分かります。
• 第一種:とにかく静か・住宅中心の地域
• 第二種:住宅中心だけど、小規模店舗OKでちょっと便利
どちらも“落ち着いて暮らしたい人”にはぴったりです。
次回は「中高層住居専用地域・住居地域ってどんなところ?」









