こんにちは!
八戸市の工務店、タナカホームです。
私達タナカホームは、
「お子さまの成長を見守る、安心で快適な住まいづくり」を大切にしています。
実は、子どもの事故は、保育園や公園よりも「家の中」で発生するケースが多いことをご存知でしょうか。
お子さまの予期せぬ行動によるケガを防ぎ、親御さまが安心して子育てできる住まいを実現するため、住宅設計のプロの視点から「安全な家づくり」のポイントをご紹介します。
Contents
1.子どもの安全を守る「建築・内装」の基本設計
新築やリフォームの段階で取り入れることで、事故のリスクを根本から低減できる設計アイデアです。
(1) 危険な場所へのアクセスを制限する設計
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階段の工夫: 階段の上り口・下り口にベビーゲートを設置しやすい壁の補強をあらかじめ行う。階段の形状は、踏み面を広く、蹴上げを低くすることで転倒リスクを軽減します。
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キッチンの配置: 子どもが侵入しにくいよう、キッチンの入り口を限定する間取り(例:アイランドキッチンの周囲にゲートを設置しやすい設計)を提案します。
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ベランダ・窓: 子どもが手や足がかりにして登れないよう、窓の手前に固定棚を置かない、手すりの形状や高さを工夫する。
(2) 転倒・衝突の衝撃を和らげる配慮
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床材の選択: 硬いフローリングよりも、クッション性のある無垢材やフロアタイル、コルク素材などを採用し、転倒時の衝撃を緩和します。
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角を丸めた建材: 室内ドア枠、収納の角、カウンターなどの角は、R加工(角を丸める加工)を施し、ぶつけた時のケガを軽減します。
2.生活動線と連動した「配置・設備」の安全性
毎日の生活の中で起こりやすい事故を防ぐための、設備や配置のポイントです。
(1) やけど・誤飲を防ぐ設備選び
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コンロ: 火を使わないIHクッキングヒーターの採用を推奨します。ガスコンロの場合でも、操作ロック機能付きの機種を選びます。
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給湯器・ポット: 給湯温度を安易に変えられないよう設定を工夫する、また、ポットや加湿器の置き場を子どもの手が届かないカウンター上部に設置する設計にします。
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収納: 薬品や洗剤、工具類を保管する棚には、鍵やチャイルドロックを後付けしやすい構造や、高所に設置する計画を立てます。
(2) 挟み込み・コード事故への対策
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ドア: ドアの上部にゆっくりと閉まる機能(ソフトクローズ機能)を装備したドアや、指挟み防止機能を備えたドアを採用します。
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コンセント: 使わないコンセントにはカバーを内蔵できるタイプや、家具の裏など目につきにくい場所に配置する計画を立てます。
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窓のブラインドコード: 長いコードは首に絡まる危険があるため、コードレスタイプや巻き上げ式のものを推奨します。
3.ご入居後も継続できる「可変性」のある家づくり
子どもの成長に合わせて安全対策も変化します。
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間取りの可変性: 乳幼児期はオープンな間取りで目が届きやすいようにし、成長に合わせて間仕切り壁を設置できる構造にしておくと、柔軟に対応できます。
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壁の下地補強: 将来的にベビーゲートや手すり、壁掛けテレビなどを安全に取り付けられるよう、壁の内部に合板や下地材をあらかじめ入れておくと便利です。
4.タナカホームからのご提案
子どもの安全対策は、市販のグッズに頼るだけでなく、「建築そのもの」でリスクを減らすことが最も効果的です。
タナカホームでは、お子さまの年齢やご家族のライフスタイルに合わせた最適な安全設計をご提案いたします。
「この間取りで、子どもが大きくなったらどうなるの?」「わが家の場合はどこに危険が潜んでいる?」など、子育て中の不安や疑問をぜひお聞かせください。