こんにちは!
八戸市の工務店、タナカホームです。
家に必ず必要となるポスト選びは、家の顔とも言える外観のデザインを左右し、さらに日々の生活の利便性に直結する重要な決断です。特に「埋込型」と「置き型(独立型・機能門柱含む)」のどちらを選ぶかで、その後の暮らしは大きく変わってきます。
今回は、新築時に後悔しないためのポスト選びを、メリットとデメリットを比較しながらご紹介します。
Contents
1. 埋込型ポスト(デザインと利便性の両立)
埋込型ポストは、建物の外壁や門柱・塀などにポスト本体を組み込み、外側から投函、内側(敷地内や玄関ポーチなど)から郵便物を取り出すタイプです。
【埋込型のメリット】
最大の魅力は、「動線の良さ」と「防犯性の高さ」です。
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家の中から郵便物を受け取れる(※玄関脇の壁に設置した場合):雨の日や寒い日に、わざわざ外に出る必要がないのは、日々のストレスを大きく軽減してくれます。
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外観がすっきりスタイリッシュ:ポストが外壁と一体化するため、凹凸が少なく、モダンで洗練された外観を演出できます。
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高いセキュリティ:取り出し口が敷地内や室内にあるため、盗難や抜き取りのリスクが低く、安心して暮らせます。
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場所を取らない:アプローチなどに別途スペースを確保する必要がありません。
【埋込型のデメリット】
計画段階での配慮が必要な点があります。
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設計段階での決定が必要:壁に穴を開ける必要があるため、建築工事が始まってからの変更や、後からの設置は困難です。
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住宅の性能への影響:壁を貫通することで、気密性や断熱性がわずかに低下する可能性があります(最近は性能に配慮した商品も増えています)。
2. 置き型ポスト(デザインと機能性の多様さ)
置き型ポストは、アプローチや玄関先に自立させて設置するタイプで、インターホンや表札と一体になった機能門柱タイプもこれに含まれます。
【置き型のメリット】
「デザインの自由度」と「機能の多様性」が魅力です。
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豊富なバリエーション:レトロ、モダン、北欧風など、とにかくデザインや色の種類が豊富で、外観のアクセントとして楽しめます。
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宅配ボックス一体型が人気:大型の宅配ボックスと一体になった商品を選べば、再配達の手間がなくなり、ネットショッピングが多い家庭に最適です。
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設置場所の自由度:建物の構造に影響されないため、好きな場所に設置でき、後からの交換や移動も比較的容易です。
【置き型のデメリット】
利便性と防犯性において、埋込型に劣る部分があります。
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郵便物を取りに外へ出る必要がある:雨の日や寒い日でも、必ず外に出て郵便物を取り出すことになります。
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防犯対策が必須:道路に面している場合、郵便物の盗難・いたずら防止のため、必ず鍵付き(特にダイヤル錠などが便利)を選ぶ必要があります。
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設置スペースの確保:ポスト本体や門柱を設置するためのスペースをアプローチに確保する必要があります。
3. 後悔しないための最終チェックポイント
埋込型、置き型のいずれを選ぶにしても、以下の点は必ず確認しましょう。
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容量:回覧板やA4サイズの郵便物、通販のDMなど、普段受け取る郵便物がスムーズに入るサイズか。
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鍵の種類:鍵を持ち歩く手間がない「ダイヤル錠」や「テンキー式」が日々の使い勝手でおすすめです。
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耐久性と防水性:風雨にさらされるため、錆びにくい素材(ステンレスなど)で、郵便物が濡れない高い防水性能を備えているか。
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外観との調和:ポスト単体で見るのではなく、家の外壁や門扉、庭などの外構全体とデザインが調和しているかを確認しましょう。
まとめ
ポスト選びは、「雨の日に外に出たくない!」という利便性を優先するなら埋込型を、
「デザインで個性を出したい」「宅配ボックスが欲しい」という機能性・デザイン性を優先するなら置き型を選ぶのが良いでしょう。
ご家族のライフスタイルや、建物の外構計画をしっかり考慮して、最適な「わが家の顔」となるポストを選んでください。